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NPO法人久志地域観光交流協会 設立の想い

NPO法人久志地域観光交流協会 設立の想い

投稿者
島時間office

「風なごむ村の島時間」にご来訪頂く皆様にお知らせがあります。

島時間Office」として当サイトを運営する組織、「久志地域観光交流協会」は法人化し、
任意団体から「NPO法人久志地域観光交流協会」となったことをここにご報告致します。

地域情報を発信するためにこの「風なごむ村の島時間」のHPを立ち上げ、
HP運営団体については情報発信しておりませんでしたが、
この機会に少しお話させてください。

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法人化のお知らせ

拝啓  平素は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。
さて、かねてよりNPO法人設立の準備を進めておりましたが
お陰さまで 久志地域交流推進協議会 を法人化し
NPO法人久志地域観光交流協会 を設立する運びと相成りました。
これもひとえに、皆様の温かい御支援の賜物と心より感謝申し上げます。
つきましては皆様の御期待に添えるよう、専心努力して参る所存でございますので、
何卒倍旧のご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
まずは略儀ながら書中をもって御挨拶申し上げます。
敬具

令和2年7月吉日
NPO法人久志地域観光交流協会
理事長 島袋正敏

新 社 名   NPO法人久志地域観光交流協会
(旧 久志地域交流推進協議会)
住   所   〒905-2267
沖縄県名護市大浦465-7(わんさか大浦パーク内)
電   話   090-9785-7832
F A X   0980-51-9447
 
設立年月日   令和261
事業内容    旅行業法に基づく旅行サービス手配業
地域活性化を目指した家主協働居住型民泊事業
地域資源活用事業
持続可能な地域づくり事業
役  員    理事長   島袋正敏
常務理事  江利川法孝 他10名

 
以上
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また、法人化に至った経緯につきましては、設立趣旨書を持ってご説明させていただきます。

NPO法人久志地域観光交流協会 設立趣旨書

1 趣旨
近年、沖縄県を取り巻く観光情勢は目まぐるしく変化をしている。
2020年には那覇空港第二滑走路の共用も開始され、1,000万人の観光客が沖縄にやってくる見込みである。
そのような状況の中で観光開発が進み、人の活気に包まれる地域もあれば、それらの波に飲み込まれ、
その地域が持つ古き良き伝統や資源を消滅させてしまう地域も出てきているのは周知の事実である。

名護市東海岸久志地域においても開発が進むのも時間の問題であると言われており、
今まで誰もいなかった地域の浜には観光客等のゴミで溢れ、
SNS等の情報拡散による観光整備がなされていない場所への来訪者増加も予想され、
豊かな地域資源が危機に晒され始めている。

久志地域では、地域住民が誇りを持ち守り続けてきた地域資源(自然・歴史・文化等)を
次世代へも継承できるように守りながら、
その魅力を地域住民自身が発信していくグリーンツーリズムを推進する地域づくりを、
任意団体 久志地域交流推進協議会として行ってきた。
今回、法人として申請するに至ったのは、
任意団体として実践してきた修学旅行民泊、一般客を対象とした農家民泊や体験型観光などの
旅行サービス手配事業などをさらに地域に定着させ、継続的に推進していくことに加え、
行政や地域内外の関連団体との連携を深めていく必要があること等の観点から、
社会的に認められた公的な組織にしていくことが、最良の策であると考えたためである。
また、当団体の活動が営利目的ではなく、
多くの地域住民の方々に参画していただくことが不可欠であるという点から、
特定非営利活動法人格を取得することが最適であると考えた。

こうした法人と地域住民が一体となることで、久志地域の持続可能な地域社会の実現に向けて、
地域住民自身が地域の未来や課題に対して主体的に活動していくことを目指す。
そのためにも、久志地域の地域住民と観光客等を繋ぐ組織として当法人を確立し、
「自分たちが暮らしを楽しめるような地域に」をテーマに、
地域にある課題や可能性にチャレンジができる事業展開をしていく。

この21世紀は、人々は都市や町から本物の豊かさを求めて田舎へ向かう世紀になる。
いつまでもひたすらに頂を目指すのではなく、人々は下山の途につき麓にある「宝物」に気づき始めている。
「宝物」をいつまでも守り抜くことが、やがて千億に値する指数を生むはずである。
こういった価値を提唱していく組織となることが、久志地域のみならず日本全体の地域の価値を高めていくことにつながると考えている。

2 申請に至るまでの経過
平成25年 7月25日  久志地域交流推進協議会の設立
民泊事業を中心に久志地域内に年間約1800名の交流人口を生み出す。
平成30年 6月30日  総会時にて「組織改編準備委員会」の発足
法人設立に向けた勉強会を実施
平成30年 7月26日  第1回組織改編準備員会開催
平成30年12月 6日  第2回組織改編準備委員会開催
平成30年12月11日  第3回組織改編準備委員会開催
平成31年 1月22日  第4回組織改編準備委員会(拡大版)開催
平成31年 2月15日  第5回組織改編準備委員会開催
令和元年 6月19日  第6回組織改編準備委員会(発起人会)開催
令和元年 7月25日  設立総会開催

令和元年 7月 25日
NPO法人 久志地域観光交流協会
設立代表者 島袋 正敏
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地域の方の「民泊やってみたい!」
そのひと声が原動力となり、
平成25年に「久志地域交流推進協議会」が立ち上がりました。

久志地域に根付く美しい景色と、やさしさいっぱいの人々を主体に、
受け継がれてきた昔ながらの文化や、長年染み付いた生活の一部分、
そして、人として忘れてはいけない、心温まる風情をありのままに感じてもらうために、
私たち事務局は、地域の人々と来訪者をつなげる「架け橋役」として、
民泊を通した地域活性化に取り組んできました。

産業が乏しいこの地域ですが、おかげさまで民泊受入のみならず、
ものづくり、体験事業者連携、移住や空き家に関する取り組み、
コミュニティ・スクールの推進などを通して
地域をつなぐコーディネーターとしての事業が定着してきました。

地域の方々の「困ったな~」「これなんとかしたいな~」が
少しずつ集まってくる組織になり、その課題や悩みが種となり、
人と人、地域住民、行政、学校など様々な団体がつながり、
地域一体となった地域づくり、地域活性化を進めています。

立ち上がった時と変わらず、地域の方々中心で事業も法人化も進めてきたため、
想像以上にとても時間がかかりました。
しかしながら、かけてきた時間の分、関わる方々の気持ちを共有でき、
地域の方々主体の「NPO法人久志地域観光交流協会」として、
より確実な一歩を踏み出せたと思っています。

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とくに目立った観光は、この地域にはありません。

ですが、何もないからこそ、できることがたくさんあり、
あるものだけで作る楽しさが、この地域の人々の体に染み付いています。
知ってるつもりでも、いつの間にか忘れてしまう大切な何かを
ここで見つけていただけたら。
そんなことを大切に想っています。
久志の民泊HPより)

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今後は久志地域の住民のみならず、多くのご賛同頂ける皆様と一緒に、
久志地域の「宝物」を守りながら、事業展開していきます。

今後とも久志地域、並びに当法人をどうぞよろしくお願いいたします。

NPO法人久志地域観光交流協会(島時間office) 事務局